保育所選びのキホン

元保育士が語る「よい保育士とは」


ニュースでたびたび見かける、保育士による子どもへの信じられない対応…。
「うちの保育園は大丈夫かしら」と、不安を抱えている親御さんもいるかもしれません。

あなたにとって“よい保育士”とはどのような人でしょうか。
子どもを怒らない人?
保護者対応がよい人?

保育の現場にいた私だからこそ、本当によい保育士がどのような人なのかをご紹介したいと思います。

よい保育士ってどんな人?


保育士のイメージの多くが、子ども好きで、子どもと一緒に遊んでいる。これはよく言われます。(笑)
たしかに子ども好きで毎日子どもと一緒に遊んでいますが、その中には「成長と発達」を考えた保育を行っています。

よい保育士というと、「話しやすい先生」「いつも笑顔の先生」「優しそうな先生」などといった人物像が挙げられますが、もっと大切なことがあります。

よい先生のイメージ
  • 話しやすい先生
  • いつも笑顔の先生
  • 優しそうな先生

それは
子どもの成長や発達を理解して、その子にあった保育を提供できるように努力している
という保育士です。

子ども達の性格や成長・発達は十人十色。同じ年齢であっても、その発達の過程は本当にさまざまです。
例えば、ハサミを使って製作をする遊び一つでも対応はさまざまです。
特に2歳児クラスは発達の違いが大きいので、指先の力がまだ弱い子には、シール貼りや指先で紙を破るといった遊びを用意します。
ハサミが使える子にも真っすぐ切る・線に沿って切るなど、成長に合わせた教材を準備します。
このように、一人ひとりの成長や発達を把握して、その子に合った遊びを提供できるということがよい保育士です。

このような保育士は、子ども一人ひとりをよく見ています。「どのような言葉がけをしたらその子のやる気が引き出せるのか」「どこまで援助した方がいいのか」という事を見極めて行動することで、子どもの主体性を育てていきます。

例えばケンカの仲裁では、どのような保育士が理想的でしょうか?

私は「聞く」という事がとても大切だと思っています。
どうしてそうなってしまったのかということを、子どもと一緒に考えて答えを出すことで、その子達の主体性を育てることができます
ケンカの経験も成長の一つとなるのです。

そのような保育の中で育った子どもは、目をキラキラさせて意欲的に遊んでいます。
出来なかったことや苦手なことを乗り越えた時の子どもたちの笑顔は格別です!

人生の中で、一番大きく成長するのは保育園にいる時期です。
よい保育園の選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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保育士も失敗することはあります


子育てをする中でいつも完璧にできる親御さんはいないですよね?
それは保育士も同じです。
「この言葉がけは失敗だった」「この遊びはまだ早かった」など、見極めることに失敗してしまう事もあります。
それは新米保育士でもベテラン保育士であっても同じです。

しかし、疑問に感じたことはぜひ相談してほしいと思います。モヤモヤした気持ちをため込んで、全てのことに不信感を抱えたり、保育士とのやり取りが希薄になってしまうのは問題です。

保育士と協力して、お子さんの豊かな成長を見守っていただきたいと思います。